エネルギー政策基本法

# 平成十四年法律第七十一号 #

第二条 # 安定供給の確保


1項

エネルギーの安定的な供給については、世界のエネルギーに関する国際情勢が不安定な要素を有していること等にかんがみ、石油等の一次エネルギーの輸入における特定の地域への過度な依存を低減するとともに、我が国にとって重要なエネルギー資源の開発、エネルギー輸送体制の整備、エネルギーの備蓄 及びエネルギーの利用の効率化を推進すること 並びにエネルギーに関し適切な危機管理を行うこと等により、エネルギーの供給源の多様化、エネルギー自給率の向上 及びエネルギーの分野における安全保障を図ることを基本として施策が講じられなければならない。

2項

他のエネルギーによる代替 又は貯蔵が著しく困難であるエネルギーの供給については、特にその信頼性 及び安定性が確保されるよう施策が講じられなければならない。