労働審判法

# 平成十六年法律第四十五号 #

第二十二条 # 訴え提起の擬制

@ 施行日 : 令和五年六月十四日 ( 2023年 6月14日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第五十三号による改正

1項

労働審判に対し適法な異議の申立てがあったときは、労働審判手続の申立てに係る請求については、当該労働審判手続の申立ての時に、当該労働審判が行われた際に労働審判事件が係属していた地方裁判所に訴えの提起があったものとみなす。


この場合において、当該請求について民事訴訟法第一編第二章第一節の規定により日本の裁判所が管轄権を有しないときは、提起があったものとみなされた訴えを却下するものとする。

2項

前項の規定により訴えの提起があったものとみなされる事件(同項後段の規定により却下するものとされる訴えに係るものを除く)は、同項地方裁判所の管轄に属する。

3項

第一項の規定により訴えの提起があったものとみなされたときは、民事訴訟法第百三十七条第百三十八条 及び第百五十八条の規定の適用については、第五条第二項の申立書を訴状とみなす。