取引デジタルプラットフォームを利用する消費者の利益の保護に関する法律

# 令和三年法律第三十二号 #
略称 : 取引DPF法  取引DPF消費者保護法 

第五条 # 販売業者等情報の開示請求

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

取引デジタルプラットフォームを利用する消費者は、当該取引デジタルプラットフォームを利用して行われる通信販売に係る販売業者等との間の売買契約 又は役務提供契約に係る自己の債権(金銭の支払を目的とし、かつ、その額が内閣府令で定める額を超えるものに限る)を行使するために、当該販売業者等の氏名 又は名称、住所 その他の当該債権の行使に必要な販売業者等に関する情報として内閣府令で定めるもの(以下 この項 及び次項において「販売業者等情報」という。)の確認を必要とする場合に限り、当該取引デジタルプラットフォームを提供する取引デジタルプラットフォーム提供者に対し、当該取引デジタルプラットフォーム提供者が保有する当該販売業者等に係る販売業者等情報の開示を請求することができる。


ただし、当該消費者が、当該販売業者等情報を用いて当該販売業者等の信用を毀損する目的 その他の不正の目的で当該請求を行う場合は、この限りでない。

2項

前項の規定による請求をする消費者は、取引デジタルプラットフォーム提供者に対し、内閣府令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載し、又は記録した書面 又は電磁的記録(電子的方式、磁気的方式 その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。)を提出し、又は提供しなければならない。

一 号
当該請求に係る販売業者等情報の確認を必要とする理由
二 号
当該請求の対象となる販売業者等情報の項目
三 号

開示を受けた販売業者等情報を前項ただし書に規定する不正の目的のために利用しないことを誓約する旨

3項

取引デジタルプラットフォーム提供者は、第一項の規定による請求が同項本文の要件に該当し、かつ、同項ただし書に規定する不正の目的によるものでないと思料するときは、当該請求に係る販売業者等と連絡することができない場合を除き、開示するかどうかについて当該販売業者等の意見を聴かなければならない。