収用委員会は、審理の途中において、何時でも、起業者、土地所有者 及び関係人に和解を勧めることができる。
土地収用法
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昭和二十六年法律第二百十九号
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第五十条 # 和解
@ 施行日 : 令和六年四月一日
( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 :
令和五年法律第三十四号による改正
収用し、又は使用しようとする土地の全部 又は一部について起業者と土地所有者 及び関係人の全員との間に第四十八条第一項各号 又は前条第一項各号に掲げるすべての事項に関して和解がととのつた場合において、その和解の内容が第七章の規定に適合するときは、収用委員会は、起業者、土地所有者 及び関係人の申請により、和解調書を作成することができる。
前項の和解調書には、第四十八条第一項各号 又は前条第一項各号に掲げるすべての事項を記載し、収用委員会の会長 及び和解調書の作成に加わつた委員 並びに起業者、土地所有者 及び関係人が、これに署名押印しなければならない。
和解調書の正本には、収用委員会の印章を押し、これを起業者、土地所有者 及び関係人に送達しなければならない。
第三項の規定による和解調書が作成されたときは、この法律の適用については、権利取得裁決 又は明渡裁決があつたものとみなす。
この場合において、起業者、土地所有者 及び関係人は、和解の成立 及び内容を争うことができない。