森林法

# 昭和二十六年法律第二百四十九号 #

第三十九条の四 # 地域森林計画の変更等

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十三号による改正

1項

都道府県知事は、当該都道府県の区域内の保安林が特定保安林として指定された場合において、当該特定保安林の区域内に第五条第一項の規定によりたてられた地域森林計画の対象となつている民有林があるときは、当該地域森林計画を変更し、当該民有林につき、当該特定保安林が保安林の指定の目的に即して機能することを確保することを旨として、次に掲げる事項を追加して定めなければならない。


同項の規定により地域森林計画をたてる場合において特定保安林の区域内の民有林で当該地域森林計画の対象となるものがあるときも、同様とする。

一 号

造林、保育、伐採 その他の森林施業を早急に実施する必要があると認められる森林(以下「要整備森林」という。)の所在

二 号
要整備森林について実施すべき造林、保育、伐採 その他の森林施業の方法 及び時期に関する事項
2項

都道府県知事は、前項の規定により地域森林計画を変更し、又はこれをたてようとするときは、同項各号に掲げる事項のほか、要整備森林の整備のために必要な事項を定めるよう努めるものとする。

3項

都道府県知事は、第一項の規定により地域森林計画を変更し、又はこれをたてようとする場合であつて、第六条第二項の規定により前二項に規定する事項に関し直接の利害関係を有する者から異議の申立てがあつたときは、公開による意見の聴取を行わなければならない。

4項

都道府県知事は、前項の意見の聴取をしようとするときは、その期日の一週間前までに意見の聴取の期日 及び場所をその異議の申立てをした者に通知するとともにこれを公示しなければならない。

5項

都道府県知事は、第三項の異議の申立てがあつたときは、これについて同項の意見の聴取をした後でなければ、地域森林計画を変更し、又はこれをたてることができない。