特定複合観光施設区域整備法

平成三十年法律第八十号

第二十五条 監査人による認定設置運営事業者等の行為の差止め

１項

監査人は、設置運営事業等において認定設置運営事業者等が法令 若しくは定款に違反する行為をし、又はこれらの行為をするおそれがある場合において、当該行為によって設置運営事業等の健全な運営に著しい支障が生ずるおそれがあるときは、当該認定設置運営事業者等に対し、当該行為をやめることを請求しなければならない。

２項

前項の規定による請求をした監査人は、遅滞なく、その旨 その他国土交通省令で定める事項を国土交通大臣（当該認定設置運営事業者等がカジノ事業者 又はカジノ施設供用事業者であるときは、カジノ管理委員会 及び国土交通大臣。第二十八条第四項、第七項、第八項、第十項、第十一項 及び第十八項において同じ。）に報告しなければならない。

３項

前項の規定による報告をした監査人は、当該認定設置運営事業者等 及び認定都道府県等に対し、当該報告をした旨 及びその内容を書面で通知しなければならない。

４項

第一項の規定による請求がされた場合において、裁判所が仮処分をもって同項の認定設置運営事業者等に対し当該行為をやめることを命ずるときは、担保を立てさせないものとする。