鉄道営業法

# 明治三十三年法律第六十五号 #

第十一条ノ二

@ 施行日 : 令和二年四月一日 ( 2020年 4月1日 )
@ 最終更新 : 平成二十九年法律第四十五号による改正

1項

要償額ノ表示アル託送手荷物 又ハ運送品ノ滅失 又ハ毀損ニ因ル損害ニ付 賠償ノ責ニ任スル場合ニ於テハ鉄道ハ表示額ヲ限度トシテ一切ノ損害ヲ賠償スル責ニ任ス此ノ場合ニ於テ鉄道ハ損害額カ左ノ額ニ達セサルコトヲ証明スルニ非サレハ左ノ額ノ支払ヲ免ルルコトヲ得ス

一 号
全部滅失ノ場合ニ於テハ表示額
二 号

一部滅失 又ハ毀損ノ場合ニ於テハ引渡アリタル日(延著シタルトキハ引渡期間末日)ニ於ケル到達地ノ価格ニ依リ計算シタル価格ノ 減少割合ヲ表示額ニ乗シタル額

2項

託送手荷物、高価品 又ハ動物ニ付テハ託送ノ際旅客 又ハ荷送人カ要償額ノ表示ヲ為ササル場合ニ於テハ鉄道ハ鉄道運輸規程ノ定ムル最高金額ヲ超エ其ノ滅失 又ハ毀損ニ因ル損害ヲ賠償スル責ニ任セス

3項

前二項ノ賠償額ノ制限ハ託送手荷物 又ハ運送品カ鉄道ノ悪意 又ハ 重大ナル過失ニ因リテ滅失 又ハ毀損シタル場合ニハ之ヲ適用セス