1項

市町村長は、認定全体構想に従い、第八条第一項の規定により指定した特定自然観光資源が多数の観光旅行者 その他の者の活動により著しく損なわれるおそれがあると認めるときは、主務省令で定めるところにより、当該特定自然観光資源の所在する区域への立入りにつきあらかじめ当該市町村長の承認を受けるべき旨の制限をすることができる。


ただし、他の法令によりその所在する区域への立入りが制限されている特定自然観光資源であって主務省令で定めるものについては、この限りでない。

2項

前項の規定による制限がされたときは、同項の承認を受けた者以外の者は、当該特定自然観光資源の所在する区域に立ち入ってはならない。


ただし、非常災害のために必要な応急措置を行うために立ち入る場合 及び通常の管理行為、軽易な行為 その他の行為であって主務省令で定めるものを行うために立ち入る場合については、この限りでない。

3項

第一項の承認は、立ち入ろうとする者の数について、市町村長が定める数の範囲内において行うものとする。

4項

市町村の当該職員は、第二項の規定に違反して当該特定自然観光資源の所在する区域に立ち入る者があるときは、当該区域への立入りをやめるよう指示し、又は当該区域から退去するよう指示することができる。

5項

第八条第二項から第六項までの規定は、第一項の制限について準用する。


この場合において、

同条第三項
その保護のために講ずる措置の内容」とあるのは
「立入りを制限する人数 及び期間 その他必要な事項」と、

同条第五項
同項ただし書の主務省令で定める自然観光資源」とあるのは
第十条第一項ただし書の主務省令で定める特定自然観光資源」と

読み替えるものとする。

6項

前条第三項の規定は、第四項の職員について準用する。