文部科学大臣は、ヒト胚分割胚、ヒト胚核移植胚、人クローン胚、ヒト集合胚、ヒト動物交雑胚、ヒト性融合胚、ヒト性集合胚、動物性融合胚 又は動物性集合胚(以下「特定胚」という。)が、人 又は動物の胎内に移植された場合に人クローン個体 若しくは交雑個体 又は人の尊厳の保持等に与える影響がこれらに準ずる個体となるおそれがあることにかんがみ、特定胚の作成、譲受 又は輸入 及びこれらの行為後の取扱い(以下「特定胚の取扱い」という。)の適正を確保するため、生命現象の解明に関する科学的知見を勘案し、特定胚の取扱いに関する指針(以下「指針」という。)を定めなければならない。
ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律
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平成十二年法律第百四十六号
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略称 : クローン技術規制法
クローン法
ヒトクローン規制法
第四条 # 指針
@ 施行日 : 令和四年六月十七日
( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 :
令和四年法律第六十八号による改正
指針においては、次に掲げる事項について定めるものとする。
一
号
二
号
三
号
特定胚の作成に必要な胚 又は細胞の提供者の同意が得られていること その他の許容される特定胚の作成の要件に関する事項
前号に掲げるもののほか、許容される特定胚の取扱いの要件に関する事項
前二号に掲げるもののほか、特定胚の取扱いに関して配慮すべき手続 その他の事項
文部科学大臣は、指針を定め、又はこれを変更しようとするときは、あらかじめ、関係行政機関の長に協議するとともに、総合科学技術・イノベーション会議の意見を聴かなければならない。
文部科学大臣は、指針を定め、又はこれを変更したときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。