住生活基本法

# 平成十八年法律第六十一号 #

第十七条 # 都道府県計画


1項

都道府県は、全国計画に即して、当該都道府県の区域内における住民の住生活の安定の確保 及び向上の促進に関する基本的な計画(以下「都道府県計画」という。)を定めるものとする。

2項

都道府県計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。

一 号
計画期間
二 号

当該都道府県の区域内における住生活の安定の確保 及び向上の促進に関する施策についての基本的な方針

三 号

当該都道府県の区域内における住民の住生活の安定の確保 及び向上の促進に関する目標

四 号

前号の目標を達成するために必要と認められる当該都道府県の区域内における住生活の安定の確保 及び向上の促進に関する施策に関する事項

五 号

計画期間における当該都道府県の区域内の公営住宅の供給の目標量

六 号

第十五条第二項第五号の政令で定める都道府県にあっては、計画期間内において住宅の供給等 及び住宅地の供給を重点的に図るべき地域に関する事項

七 号

前各号に掲げるもののほか、当該都道府県の区域内における住生活の安定の確保 及び向上の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項

3項

都道府県は、都道府県計画を定めようとするときは、あらかじめ、インターネットの利用 その他の国土交通省令で定める方法により、住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めるとともに、当該都道府県の区域内の市町村に協議しなければならない。


この場合において、地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する特別措置法平成十七年法律第七十九号)第五条第一項の規定により地域住宅協議会を組織している都道府県にあっては、当該地域住宅協議会の意見を聴かなければならない。

4項

都道府県は、都道府県計画を定めようとするときは、あらかじめ第二項第五号に係る部分について、国土交通大臣に協議し、その同意を得なければならない。

5項

国土交通大臣は、前項の同意をしようとするときは、厚生労働大臣に協議しなければならない。

6項

都道府県計画は、国土形成計画法昭和二十五年法律第二百五号第二条第一項に規定する国土形成計画 及び社会資本整備重点計画法平成十五年法律第二十号第二条第一項に規定する社会資本整備重点計画との調和が保たれたものでなければならない。

7項

都道府県は、都道府県計画を定めたときは、遅滞なく、これを公表するよう努めるとともに、国土交通大臣に報告しなければならない。

8項

第三項から前項までの規定は、都道府県計画の変更について準用する。