健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法

# 平成三十年法律第百五号 #

第九条 # 循環器病対策推進基本計画


1項

政府は、循環器病対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、循環器病対策の推進に関する基本的な計画(以下「循環器病対策推進基本計画」という。)を策定しなければならない。

2項

循環器病対策推進基本計画に定める施策については、原則として、当該施策の具体的な目標 及び その達成の時期を定めるものとする。

3項

厚生労働大臣は、循環器病対策推進基本計画の案を作成し、閣議の決定を求めなければならない。

4項

厚生労働大臣は、循環器病対策推進基本計画の案を作成しようとするときは、あらかじめ、総務大臣 その他の関係行政機関の長に協議するとともに、循環器病対策推進協議会の意見を聴くものとする。

5項

政府は、循環器病対策推進基本計画を策定したときは、遅滞なく、これを国会に報告するとともに、インターネットの利用 その他適切な方法により公表しなければならない。

6項

政府は、適時に、第二項の規定により定める目標の達成状況を調査し、その結果をインターネットの利用 その他適切な方法により公表しなければならない。

7項

政府は、循環器病の予防 並びに循環器病患者等に対する保健、医療 及び福祉に係るサービスの提供に関する状況の変化、循環器病に関する研究の進展等を勘案し、並びに循環器病対策の効果に関する評価を踏まえ、少なくとも六年ごとに、循環器病対策推進基本計画に検討を加え、必要があると認めるときには、これを変更しなければならない。

8項

第三項から第五項までの規定は、循環器病対策推進基本計画の変更について準用する。