健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法

平成三十年法律第百五号
分類 法律
カテゴリ   厚生
最終編集日 : 2023年 04月05日 11時44分

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# 第一条 @ 施行期日

1項
この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。

# 第二条 @ 検討

1項
政府は、肺塞栓症、感染性心内膜炎、末期腎不全 その他の通常の循環器病対策では予防することができない循環器病等に係る研究を推進するとともに、その対策について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるほか、歯科疾患と循環器病の発症との関係に係る研究を推進するものとする。
2項
政府は、前項に定めるもののほか、糖尿病に起因して人工透析を受けている者等で下肢末梢 動脈疾患を有するものが適切な診断 及び治療を受けられなければその予後に著しい悪影響を及ぼすことが多いことに鑑み、糖尿病に起因して人工透析を受けている者等 及び これらの者の家族に対する下肢末梢動脈疾患の重症化の予防に関する知識の普及、人工透析を実施する医療機関と専門的な下肢末梢動脈疾患に係る医療の提供を行う医療機関の間における連携協力体制の整備、人工透析を実施する医療機関において医療の業務に従事する者の下肢末梢動脈疾患の重症度の評価等に関する知識の習得の促進等について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。

# 第三条

1項
政府は、てんかん、失語症等の脳卒中の後遺症を有する者が適切な診断 及び治療を受けること 並びにその社会参加の機会が確保されることが重要であること等に鑑み、脳卒中の後遺症に関する啓発 及び知識の普及、脳卒中の後遺症に係る医療の提供を行う医療機関の整備 及び当該医療機関 その他の医療機関等の間における連携協力体制の整備、脳卒中の後遺症を有する者が社会生活を円滑に営むために必要な支援体制の整備等について検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。