児童福祉法

# 昭和二十二年法律第百六十四号 #
略称 : 児福法 

第十九条の二十二

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十三号による改正

1項

都道府県は、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業として、小児慢性特定疾病児童等に対する医療 及び小児慢性特定疾病児童等の福祉に関する各般の問題につき、小児慢性特定疾病児童等、その家族 その他の関係者からの相談に応じ、必要な情報の提供 及び助言を行うとともに、関係機関との連絡調整 その他の厚生労働省令で定める便宜を供与する事業を行うものとする。

○2項

都道府県は、前項に規定する事業のほか、地域における小児慢性特定疾病児童等の実情の把握 その他の次項各号に掲げる事業の実施に関し必要な情報の収集、整理、分析 及び評価に関する事業として厚生労働省令で定める事業を行うよう努めるものとする。

○3項

都道府県は、前二項に規定する事業の実施等により把握した地域の実情を踏まえ、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業として、次に掲げる事業のうち必要があると認めるものを行うよう努めるものとする。

一 号

小児慢性特定疾病児童等について、医療機関 その他の場所において、一時的に預かり、必要な療養上の管理、日常生活上の世話 その他の必要な支援を行う事業

二 号

小児慢性特定疾病児童等が相互の交流を行う機会の提供 その他の厚生労働省令で定める便宜を供与する事業

三 号

小児慢性特定疾病児童等に対し、雇用情報の提供 その他小児慢性特定疾病児童等の就職に関し必要な支援を行う事業

四 号

小児慢性特定疾病児童等を現に介護する者の支援のため必要な事業

五 号

その他小児慢性特定疾病児童等の自立の支援のため必要な事業

○4項

都道府県は、前三項に規定する事業のほか、小児慢性特定疾病にかかつている児童等が、地域における自立した日常生活の支援のための施策を円滑に利用できるようにするため、小児慢性特定疾病要支援者証明事業(小児慢性特定疾病にかかつている児童の保護者 又は小児慢性特定疾病にかかつている児童以外の満二十歳に満たない者のうち厚生労働省令で定める者に対し、小児慢性特定疾病にかかつている児童等が小児慢性特定疾病にかかつている旨 その他の厚生労働省令で定める事項を書面 その他の厚生労働省令で定める方法により証明する事業をいう。)を行うよう努めるものとする。

5項

都道府県は、第三項各号に掲げる事業を行うに当たつては、関係機関 並びに小児慢性特定疾病児童等 及びその家族 その他の関係者の意見を聴くものとする。

6項

前各項に規定するもののほか、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業の実施に関し必要な事項は、厚生労働省令で定める。