出入国管理及び難民認定法

# 昭和二十六年政令第三百十九号 #
略称 : 入管法 

第五十条

@ 施行日 : 令和八年六月十四日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和七年法律第三十九号

1項

法務大臣は、外国人が退去強制対象者に該当する場合であつても、次の各号いずれかに該当するときは、当該外国人からの申請により 又は職権で、法務省令で定めるところにより、当該外国人の在留を特別に許可することができる。


ただし、当該外国人が無期 若しくは一年を超える拘禁刑に処せられた者(刑の全部の執行猶予の言渡しを受けた者 及び刑の一部の執行猶予の言渡しを受けた者であつてその刑のうち執行が猶予されなかつた部分の期間が一年以下のものを除く) 又は第二十四条第三号の二第三号の三 若しくは第四号ハ 若しくはオからヨまでいずれかに該当する者である場合は、本邦への在留を許可しないことが人道上の配慮に欠けると認められる特別の事情があると認めるときに限る

一 号

永住許可を受けているとき。

二 号

かつて日本国民として本邦に本籍を有したことがあるとき。

三 号

人身取引等により他人の支配下に置かれて本邦に在留するものであるとき。

四 号

第六十一条の二第一項に規定する難民の認定 又は同条第二項に規定する補完的保護対象者の認定を受けているとき。

五 号
その他法務大臣が特別に在留を許可すべき事情があると認めるとき。
2項

前項の規定による許可(以下この条において「在留特別許可」という。)の申請は、収容令書により収容された外国人 又は監理措置決定を受けた外国人が、法務省令で定める手続により、法務大臣に対して行うものとする。

3項
在留特別許可の申請は、当該外国人に対して退去強制令書が発付された後は、することができない。
4項

在留特別許可は、当該外国人が第四十七条第三項の認定 若しくは第四十八条第八項の判定に服し、又は法務大臣が前条第三項の規定により異議の申出が理由がないと裁決した後でなければすることができない。

5項

法務大臣は、在留特別許可をするかどうかの判断に当たつては、当該外国人について、在留を希望する理由、家族関係、素行、本邦に入国することとなつた経緯、本邦に在留している期間、その間の法的地位、退去強制の理由となつた事実 及び人道上の配慮の必要性を考慮するほか、内外の諸情勢 及び本邦における不法滞在者に与える影響 その他の事情を考慮するものとする。

6項
法務大臣は、在留特別許可をする場合には、法務省令で定めるところにより、在留資格 及び在留期間を決定し、その他必要と認める条件を付することができる。
7項

法務大臣が在留特別許可(在留資格の決定を伴うものに限る)をする場合において、当該外国人が中長期在留者となるときは、出入国在留管理庁長官は、入国審査官に、当該外国人に対し、在留カードを交付させるものとする。

8項

法務大臣は、在留特別許可をするかどうかの判断をしたときは、その結果を主任審査官に通知しなければならない。

9項

主任審査官は、法務大臣から在留特別許可をする旨の通知を受けたときは、その者が被監理者であるときを除き、直ちに当該外国人を放免しなければならない。

10項
法務大臣は、在留特別許可の申請があつた場合において在留特別許可をしない処分をするときは、法務省令で定める手続により、速やかに理由を付した書面をもつて、当該申請をした外国人にその旨を知らせなければならない。