刑事訴訟費用等に関する法律

# 昭和四十六年法律第四十一号 #

第三条 # 証人等の旅費


1項

証人等の旅費は、鉄道賃船賃路程賃 及び航空賃四種とし、鉄道賃は鉄道の便のある区間の陸路旅行に、船賃は船舶の便のある区間の水路旅行に、路程賃は鉄道の便のない区間の陸路旅行 又は船舶の便のない区間の水路旅行に、航空賃は航空機を利用すべき特別の事由がある場合における航空旅行について支給する。

2項

鉄道賃 及び船賃は旅行区間の路程に応ずる旅客運賃(はしけ賃 及びさん橋賃を含むものとし、運賃に等級を設ける線路 又は船舶による旅行の場合には、運賃の等級を三階級に区分するものについては中級以下で裁判所が相当と認める等級の、運賃の等級を二階級に区分するものについては裁判所が相当と認める等級の運賃)、急行料金(特別急行列車を運行する線路のある区間の旅行で片道百キロメートル以上のものには特別急行料金、普通急行列車 又は準急行列車を運行する線路のある区間の旅行で片道五十キロメートル以上のものには普通急行料金 又は準急行料金)並びに裁判所が支給を相当と認める特別車両料金 及び特別船室料金 並びに座席指定料金(座席指定料金を徴する普通急行列車を運行する線路のある区間の旅行で片道百キロメートル以上のもの又は座席指定料金を徴する船舶を運行する航路のある区間の旅行の場合の座席指定料金に限る)によつて、路程賃は最高裁判所が定める額の範囲内において裁判所が定める額によつて、航空賃は 現に支払つた旅客運賃によつて、それぞれ算定する。