国家公務員倫理法

# 平成十一年法律第百二十九号 #

第九条 # 報告書の保存及び閲覧

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

前三条の規定により提出された贈与等報告書、株取引等報告書 及び所得等報告書等は、これらを受理した各省各庁の長等 又は その委任を受けた者において、これらを提出すべき期間の末日の翌日から起算して五年を経過する日まで保存しなければならない。

2項

何人も、各省各庁の長等 又は その委任を受けた者に対し、前項の規定により保存されている贈与等報告書(贈与等により受けた利益 又は支払を受けた報酬の価額が一件につき二万円を超える部分に限る)の閲覧を請求することができる。


ただし次の各号いずれかに該当するものとしてあらかじめ国家公務員倫理審査会が認めた事項に係る部分については、この限りでない。

一 号

公にすることにより、国の安全が害されるおそれ、他国 若しくは国際機関との信頼関係が損なわれるおそれ 又は他国 若しくは国際機関との交渉上不利益を被るおそれがあるもの

二 号

公にすることにより、犯罪の予防、鎮圧 又は捜査、公訴の維持、刑の執行 その他の公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあるもの