国家公務員法

# 昭和二十二年法律第百二十号 #
略称 : 国公法 

第八十一条の二 # 理監督職勤務上限年齢による降任等

@ 施行日 : 令和五年四月一日 ( 2023年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和三年法律第六十一号による改正

1項

任命権者は、管理監督職(一般職の職員の給与に関する法律第十条の二第一項に規定する官職 及びこれに準ずる官職として人事院規則で定める官職 並びに指定職(これらの官職のうち、病院、療養所、診療所 その他の国の部局 又は機関に勤務する医師 及び歯科医師が占める官職 その他のその職務と責任に特殊性があること 又は欠員の補充が困難であることによりこの条の規定を適用することが著しく不適当と認められる官職として人事院規則で定める官職を除く)をいう。以下 この目 及び第八十一条の七において同じ。)を占める職員でその占める管理監督職に係る管理監督職勤務上限年齢に達している職員について、異動期間(当該管理監督職勤務上限年齢に達した日の翌日から同日以後における最初の四月一日までの間をいう。以下 この目 及び同条において同じ。)(第八十一条の五第一項から第四項までの規定により延長された期間を含む。以下 この項において同じ。)に、管理監督職以外の官職 又は管理監督職勤務上限年齢が当該職員の年齢を超える管理監督職(以下 この項 及び第三項においてこれらの官職を「他の官職」という。)への降任 又は転任(降給を伴う転任に限る)をするものとする。


ただし、異動期間に、この法律の他の規定により当該職員について他の官職への昇任、降任 若しくは転任をした場合 又は第八十一条の七第一項の規定により当該職員を管理監督職を占めたまま引き続き勤務させることとした場合は、この限りでない。

○2項

前項の管理監督職勤務上限年齢は、年齢六十年とする。


ただし次の各号に掲げる管理監督職を占める職員の管理監督職勤務上限年齢は、当該各号に定める年齢とする。

一 号

国家行政組織法第十八条第一項に規定する事務次官 及びこれに準ずる管理監督職のうち人事院規則で定める管理監督職

年齢六十二年

二 号

前号に掲げる管理監督職のほか、その職務と責任に特殊性があること 又は欠員の補充が困難であることにより管理監督職勤務上限年齢を年齢六十年とすることが著しく不適当と認められる管理監督職として人事院規則で定める管理監督職

六十年を超え六十四年を超えない範囲内で人事院規則で定める年齢

○3項

第一項本文の規定による他の官職への降任 又は転任(以下 この目 及び第八十九条第一項において「他の官職への降任等」という。)を行うに当たつて任命権者が遵守すべき基準に関する事項 その他の他の官職への降任等に関し必要な事項は、人事院規則で定める。