国家戦略特別区域法

# 平成二十五年法律第百七号 #
略称 : 国家戦略特区法 

第二十五条の六

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十六号による改正

1項

第二十五条の二第二項第三号ホに掲げる行為に係る技術実証区域計画の認定(次項に規定するものを除く)があったときは、総務大臣(電波法第百四条の三第一項の規定による委任を受けた者を含む。以下この条において同じ。)は、速やかに、当該認定に係る認定技術実証区域計画に実証事業者として定められた者に対し、同号ホ(1)に掲げる実験等無線局にあっては第一号から第四号までに掲げる事項を指定して同法第十二条の免許を、第二十五条の二第二項第三号ホ(2)に掲げる実験等無線局にあっては第一号第三号第五号 及び第六号に掲げる事項を、同項第三号ホ(3)に掲げる実験等無線局にあっては第一号第三号第六号 及び第七号に掲げる事項を指定して同法第二十七条の五第一項の免許を与えなければならない。


この場合においては、第二十五条の二第二項第三号ホ(1)に掲げる実験等無線局に係る当該指定は同法第八条第一項の規定による指定と、同号ホ(2)又は(3)に掲げる実験等無線局に係る当該指定は同法第二十七条の五第一項の規定による指定とみなして、同法の規定を適用する。

一 号
電波の型式 及び周波数
二 号

電波法第八条第一項第三号に規定する識別信号(次項第二号において単に「識別信号」という。

三 号
空中線電力
四 号

電波法第六条第一項第六号に規定する運用許容時間(次項第二号 及び第三項第四号において単に「運用許容時間」という。

五 号

電波法第二十七条の五第一項第三号に規定する指定無線局数(次項第二号において単に「指定無線局数」という。

六 号

電波法第二十七条の五第一項第四号に規定する運用開始の期限

七 号

無線設備の設置場所とすることができる区域

2項

第二十五条の二第二項第三号ホに掲げる行為に係る技術実証区域計画の認定(第九条第一項の変更の認定であって、実験等無線局(前項の規定により免許を受けたものに限る。以下この条において同じ。)に係る次の各号に掲げる変更に係るものに限る)があったときは、総務大臣は、速やかに、当該各号に定める処分をしなければならない。

一 号

通信の相手方 若しくは無線設備の設置場所の変更 又は無線設備の変更(第二十五条の二第二項第三号ホ(1)に掲げる実験等無線局にあっては、電波法第九条第一項ただし書に規定する総務省令で定める軽微な事項に係るものを除く)の工事に係る変更

同法第十七条第一項 又は第二十七条の八第一項の許可

二 号

識別信号、電波の型式、周波数、空中線電力、運用許容時間、指定無線局数 又は無線設備の設置場所とすることができる区域の変更

電波法第十九条 又は第二十七条の九の規定による指定の変更

3項

総務大臣は、次の各号いずれかに該当するときは、遅滞なく、その旨を内閣総理大臣に通知しなければならない。

一 号

第二十五条の二第十三項の規定により定められた条件に違反して技術実証が行われたと認めるとき。

二 号

電波法第七十一条第一項の規定により実験等無線局の周波数 又は空中線電力の指定の変更をしたとき

三 号

電波法第七十二条第一項の規定により実験等無線局に対して電波の発射の停止を命じたとき。

四 号

電波法第七十六条第一項の規定により実験等無線局の運用の停止を命じ、又は実験等無線局に係る運用許容時間、周波数 若しくは空中線電力を制限したとき。

五 号

電波法第七十六条第四項第五項 又は第七項の規定により実験等無線局の免許を取り消したとき。

4項

総務大臣は、次の各号いずれかに該当するときは、実験等無線局の免許を取り消すことができる。

一 号

第九条第一項の規定による認定技術実証区域計画の変更(第八条第二項第二号に規定する特定事業として第二十五条の二第二項第三号ホに掲げる行為を含む国家戦略特別区域革新的技術実証事業を定めないこととするものに限る)の認定があったとき。

二 号

第十一条第一項 又は第二十五条の二第十七項の規定により認定技術実証区域計画(第八条第二項第二号に規定する特定事業として第二十五条の二第二項第三号ホに掲げる行為を含む国家戦略特別区域革新的技術実証事業を定めたものに限る)の認定が取り消されたとき。