納税者が他に国税に充てるべき十分な財産がない場合において、その者がその国税の法定納期限等後に登記した質権 又は抵当権を設定した財産を譲渡したときは、納税者の財産につき滞納処分を執行してもなおその国税に不足すると認められるときに限り、その国税は、その質権者 又は抵当権者から、これらの者がその譲渡に係る財産の強制換価手続において、その質権 又は抵当権によつて担保される債権につき配当を受けるべき金額のうちから徴収することができる。
国税徴収法
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昭和三十四年法律第百四十七号
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第二十二条 # 担保権付財産が譲渡された場合の国税の徴収
@ 施行日 : 令和六年六月十四日
( 2024年 6月14日 )
@ 最終更新 :
令和六年法律第五十二号による改正
前項の規定により徴収することができる金額は、第一号に掲げる金額から第二号に掲げる金額を控除した額をこえることができない。
一
号
二
号
前項の譲渡に係る財産の換価代金から同項に規定する債権が配当を受けるべき金額
前号の財産を納税者の財産とみなし、その財産の換価代金につき前項の国税の交付要求があつたものとした場合に同項の債権が配当を受けるべき金額
税務署長は、第一項の規定により国税を徴収するため、同項の質権者 又は抵当権者に代位してその質権 又は抵当権を実行することができる。
税務署長は、第一項の規定により国税を徴収しようとするときは、その旨を質権者 又は抵当権者に通知しなければならない。
税務署長は、第一項の譲渡に係る財産につき強制換価手続が行われた場合には、同項の規定により徴収することができる金額の国税につき、執行機関に対し、交付要求をすることができる。