感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

# 平成十年法律第百十四号 #
略称 : 感染症予防法  感染症法 

第三十七条 # 入院患者の医療

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第九十六号による改正

1項

都道府県は、都道府県知事が第十九条 若しくは第二十条これらの規定を第二十六条において準用する場合を含む。)又は第四十六条の規定により入院の勧告 又は入院の措置を実施した場合において、当該入院に係る患者(新感染症の所見がある者を含む。以下この条において同じ。)又はその保護者から申請があったときは、当該患者が感染症指定医療機関において受ける次に掲げる医療に要する費用を負担する。

一 号
診察
二 号
薬剤 又は治療材料の支給
三 号

医学的処置、手術 及びその他の治療

四 号

病院への入院 及びその療養に伴う世話 その他の看護

2項

都道府県は、前項に規定する患者 若しくはその配偶者 又は民法第八百七十七条第一項に定める扶養義務者が前項の費用の全部 又は一部を負担することができると認められるときは、同項の規定にかかわらず、その限度において、同項の規定による負担をすることを要しない。

3項

都道府県は、前項に定めるもののほか、都道府県知事が第二十六条第二項において読み替えて準用する第十九条 若しくは第二十条 又は第四十六条の規定により入院の勧告 又は入院の措置を実施した場合において、当該入院に係る患者が第四十四条の三第二項 又は第五十条の二第二項の規定による協力の求めに応じない者であるときは、第一項の規定にかかわらず同項の規定による負担の全部 又は一部をすることを要しない。


ただし、当該患者 若しくはその配偶者 又は第八百七十七条第一項に定める扶養義務者が第一項の費用の全部 又は一部を負担することができないと認められるときは、この限りでない。

4項

第一項の申請は、当該患者の居住地を管轄する保健所長を経由して都道府県知事に対してしなければならない。