感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

# 平成十年法律第百十四号 #
略称 : 感染症予防法  感染症法 

第五十五条 # 輸入検疫

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第九十六号による改正

1項

指定動物を輸入しようとする者(以下「輸入者」という。)は、輸出国における検査の結果、指定動物ごとに政令で定める感染症にかかっていない旨 又はかかっている疑いがない旨 その他厚生労働省令、農林水産省令で定める事項を記載した輸出国の政府機関により発行された証明書 又はその写しを添付しなければならない。

2項

指定動物は、農林水産省令で定める港 又は飛行場以外の場所で輸入してはならない。

3項

輸入者は、農林水産省令で定めるところにより、当該指定動物の種類 及び数量、輸入の時期 及び場所 その他農林水産省令で定める事項を動物検疫所に届け出なければならない。


この場合において、動物検疫所長は、次項の検査を円滑に実施するため特に必要があると認めるときは、当該届出をした者に対し、当該届出に係る輸入の時期 又は場所を変更すべきことを指示することができる。

4項

輸入者は、動物検疫所 又は第二項の規定により定められた港 若しくは飛行場内の家畜防疫官が指定した場所において、指定動物について、第一項の政令で定める感染症にかかっているかどうか、又はその疑いがあるかどうかについての家畜防疫官による検査を受けなければならない。


ただし、特別の理由があるときは、農林水産大臣の指定するその他の場所で検査を行うことができる。

5項

家畜防疫官は、前項の検査を実施するため必要があると認めるときは、当該検査を受ける者に対し、必要な指示をすることができる。

6項

前各項に規定するもののほか、指定動物の検疫に関し必要な事項は、農林水産省令で定める。