森林法

# 昭和二十六年法律第二百四十九号 #

第三十二条 # 意見書の提出

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十三号による改正

1項

第二十七条第一項に規定する者は、第三十条 又は第三十条の二第一項の告示があつた場合においてその告示の内容に異議があるときは、農林水産省令で定める手続に従い、第三十条の告示にあつては都道府県知事を経由して農林水産大臣に、第三十条の二第一項の告示にあつては都道府県知事に、意見書を提出することができる。


この場合には、その告示の日から三十日以内に意見書を都道府県知事に差し出さなければならない。

2項

前項の規定による意見書の提出があつたときは、農林水産大臣は第三十条の告示に係る意見書について、都道府県知事は第三十条の二第一項の告示に係る意見書について、公開による意見の聴取を行わなければならない。


この場合において、都道府県知事は、同項の告示に係る意見書の写しを農林水産大臣に送付しなければならない。

3項

農林水産大臣 又は都道府県知事は、前項の意見の聴取をしようとするときは、その期日の一週間前までに意見の聴取の期日 及び場所をその意見書を提出した者に通知するとともにこれを公示しなければならない。

4項

農林水産大臣 又は都道府県知事は、第三十条 又は第三十条の二第一項の告示の日から四十日を経過した後(第一項の意見書の提出があつたときは、これについて第二項の意見の聴取をした後)でなければ保安林の指定 又は解除をすることができない。

5項

農林水産大臣は、第三十条の二第一項の告示に係る第一項の意見書の提出があつた場合において、保安林として指定する目的を達成するためその他公益上の理由により特別の必要があると認めるときは、都道府県知事に対し、保安林の指定 又は解除に関し必要な指示をすることができる。

6項

前項の指示は、第二項の意見の聴取をした後でなければすることができない。