民法

# 明治二十九年法律第八十九号 #

第百四十八条 # 強制執行等による時効の完成猶予及び更新

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第百二号による改正

1項

次に掲げる事由がある場合には、その事由が終了する(申立ての取下げ 又は法律の規定に従わないことによる取消しによってその事由が終了した場合にあっては、その終了の時から六箇月を経過する)までの間は、時効は、完成しない。

一 号

強制執行

二 号

担保権の実行

三 号

民事執行法昭和五十四年法律第四号第百九十五条に規定する担保権の実行としての競売の例による競売

四 号

民事執行法第百九十六条に規定する財産開示手続 又は同法第二百四条に規定する第三者からの情報取得手続

2項

前項の場合には、時効は、同項各号に掲げる事由が終了した時から新たにその進行を始める。


ただし、申立ての取下げ 又は法律の規定に従わないことによる取消しによってその事由が終了した場合は、この限りでない。