総合法律支援法

# 平成十六年法律第七十四号 #

第三十二条 # 支援センター等の義務等

@ 施行日 : 令和四年十一月一日 ( 2022年 11月1日 )
@ 最終更新 : 令和二年法律第三十三号による改正

1項

支援センターは、前条に規定する業務が、これを必要とする者にとって利用しやすいものとなるよう配慮するとともに、第三十条第一項第二号から第六号までの各業務については、その統一的な運営体制の整備 及び全国的に均質な遂行の実現に努めなければならない。

2項

支援センターは、前項に規定する者が高齢者 及び障害者等法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供を求めることに困難がある者である場合には、前条に規定する業務が利用しやすいものとなるように特別の配慮をしなければならない。

3項

支援センターは、第三十条第一項第一号第七号 及び第八号 並びに同条第二項第一号の各業務の運営に当たっては、地方公共団体、弁護士会、日本弁護士連合会 及び隣接法律専門職者団体、弁護士、弁護士法人、弁護士・外国法事務弁護士共同法人 及び隣接法律専門職者、裁判外紛争解決手続を行う者、被害者等の援助を行う団体 その他の者 並びに高齢者 又は障害者の援助を行う団体 その他の関係する者の総合法律支援に関する取組との連携の下でこれを補完することに意を用いなければならない。

4項

支援センターは、地域における業務の運営に当たり、協議会の開催等により、広く利用者 その他の関係者の意見を聴いて参考とし、当該地域の実情に応じた運営に努めなければならない。

5項

地方公共団体は、支援センターに対して、その地域において行われる第三十条に規定する業務に関し必要な協力をすることができる。

6項

支援センターは、業務の運営に当たり、弁護士会 及び日本弁護士連合会 並びに隣接法律専門職者団体に対して、意見の開陳 その他必要な協力を求めることができる。