近畿圏整備法

# 昭和三十八年法律第百二十九号 #

第一章 総則

分類 法律
カテゴリ   都市計画
最終編集日 : 2024年 08月07日 15時13分


1項

この法律は、近畿圏の整備に関する総合的な計画を策定し、その実施を推進することにより、首都圏と並ぶわが国の経済、文化等の中心としてふさわしい近畿圏の建設とその秩序ある発展を図ることを目的とする。

1項

この法律で「近畿圏」とは、福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県 及び和歌山県の区域(政令で定める区域を除く)を一体とした広域をいう。

2項

この法律で「近畿圏整備計画」とは、近畿圏の建設とその秩序ある発展を図るため必要な近畿圏の整備 及び開発に関する計画をいう。

3項

この法律で「既成都市区域」とは、大阪市、神戸市 及び京都市の区域 並びにこれらと連接する都市の区域のうち、産業 及び人口の過度の集中を防止し、かつ、都市の機能の維持 及び増進を図る必要がある市街地の区域で、政令で定めるものをいう。

4項

この法律で「近郊整備区域」とは、既成都市区域の近郊で、第十一条第一項の規定により指定された区域をいう。

5項

この法律で「都市開発区域」とは、既成都市区域 及び近郊整備区域以外の近畿圏の地域のうち第十二条第一項の規定により指定された区域をいう。

6項

この法律で「保全区域」とは、近畿圏の地域内において文化財を保存し、緑地を保全し、又は観光資源を保全し、若しくは開発する必要がある区域で、第十四条第一項の規定により指定されたものをいう。