配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律

# 平成十三年法律第三十一号 #
略称 : 配偶者暴力防止法  DV防止法 

第十七条 # 保護命令の取消し

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第三十号による改正

1項

保護命令を発した裁判所は、当該保護命令の申立てをした者申立てがあった場合には、当該保護命令を取り消さなければならない。


接近禁止命令 又は第十条第二項から第四項までの規定による命令にあっては接近禁止命令が効力を生じた日から起算して三月を経過した日以後において、退去等命令にあっては当該退去等命令が効力を生じた日から起算して二週間を経過した日以後において、これらの命令を受けた者が申し立て、当該裁判所がこれらの命令の申立てをした者に異議がないことを確認したときも、同様とする。

2項

前条第六項の規定は、接近禁止命令を発した裁判所前項の規定により当該接近禁止命令を取り消す場合について準用する。

3項

三項命令を受けた者は、接近禁止命令が効力を生じた日から起算して六月を経過した日 又は当該三項命令が効力を生じた日から起算して三月を経過した日のいずれか遅い日以後において、当該三項命令を発した裁判所に対し、第十条第三項に規定する要件を欠くに至ったことを理由として、当該三項命令の取消しの申立てをすることができる。

4項

裁判所は、前項取消しの裁判をするときは、当該取消しに係る三項命令の申立てをした者の意見を聴かなければならない。

5項

第三項の取消しの申立てについての裁判に対しては、即時抗告をすることができる。

6項

第三項の取消しの裁判は、確定しなければその効力を生じない。

7項

第十五条第三項 及び前条第七項の規定は、第一項から第三項までの場合について準用する。