1項

損害保険会社 又は損害保険中央会(以下損害保険会社等といふ。)の旧勘定に属する責任準備金に対応する損害保険金に関する保険契約(以下旧契約といふ。)について、指定時後二箇月以内に、旧契約と保険の目的 及び保険者を同じくする保険契約(以下新契約といふ。)が成立した場合においては、その損害保険会社等は、先づ、指定時においてその新勘定に属する責任準備金に対応する損害保険金に関する保険契約と新契約とに基いて損害を負担し、その負担額が損害の全部を填補するに足りないときは、旧契約に基いて、その保険金額が新契約の保険金額を超える金額を限度として、命令の定めるところにより、損害を負担する。

○2項

前項の規定により新契約が成立した場合においては、旧契約の契約者に対しては、その損害保険会社等は、命令の定めるところにより、旧契約の保険料の一部を返還する。