国家公務員法

# 昭和二十二年法律第百二十号 #
略称 : 国公法 

第五十五条 # 任命権者

@ 施行日 : 令和五年四月一日 ( 2023年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和三年法律第六十一号による改正

1項

任命権は、法律に別段の定めのある場合を除いては、内閣、各大臣(内閣総理大臣及び各省大臣をいう。以下同じ。)、会計検査院長 及び人事院総裁 並びに宮内庁長官 及び各外局の長に属するものとする。


これらの機関の長の有する任命権は、その部内の機関に属する官職に限られ、内閣の有する任命権は、その直属する機関(内閣府 及びデジタル庁を除く。)に属する官職に限られる。


ただし、外局の長(国家行政組織法第七条第五項に規定する実施庁以外の庁にあつては、外局の幹部職)に対する任命権は、各大臣に属する。

○2項

前項に規定する機関の長たる任命権者は、幹部職以外の官職(内閣が任命権を有する場合にあつては、幹部職を含む。)の任命権を、その部内の上級の国家公務員(内閣が任命権を有する幹部職にあつては、内閣総理大臣 又は国務大臣)に限り委任することができる。


この委任は、その効力が発生する日の前に、書面をもつて、これを人事院に提示しなければならない。

○3項

この法律、人事院規則 及び人事院指令に規定する要件を備えない者は、これを任命し、雇用し、昇任させ 若しくは転任させてはならず、又はいかなる官職にも配置してはならない。