武力攻撃事態等 及び存立危機事態への対処においては、国、地方公共団体 及び指定公共機関が、国民の協力を得つつ、相互に連携協力し、万全の措置が講じられなければならない。
武力攻撃事態等及び存立危機事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律
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平成十五年法律第七十九号
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略称 : 武力攻撃事態対処法
事態対処法
第三条 # 武力攻撃事態等及び存立危機事態への対処に関する基本理念
@ 施行日 : 令和三年九月一日
( 2021年 9月1日 )
@ 最終更新 :
令和三年法律第三十六号による改正
武力攻撃予測事態においては、武力攻撃の発生が回避されるようにしなければならない。
武力攻撃事態においては、武力攻撃の発生に備えるとともに、武力攻撃が発生した場合には、これを排除しつつ、その速やかな終結を図らなければならない。
ただし、武力攻撃が発生した場合においてこれを排除するに当たっては、武力の行使は、事態に応じ合理的に必要と判断される限度においてなされなければならない。
存立危機事態においては、存立危機武力攻撃を排除しつつ、その速やかな終結を図らなければならない。
ただし、存立危機武力攻撃を排除するに当たっては、武力の行使は、事態に応じ合理的に必要と判断される限度においてなされなければならない。
武力攻撃事態等 及び存立危機事態への対処においては、日本国憲法の保障する国民の自由と権利が尊重されなければならず、これに制限が加えられる場合にあっても、その制限は当該武力攻撃事態等 及び存立危機事態に対処するため必要最小限のものに限られ、かつ、公正かつ適正な手続の下に行われなければならない。
この場合において、日本国憲法第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条 その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。
武力攻撃事態等 及び存立危機事態においては、当該武力攻撃事態等 及び存立危機事態 並びにこれらへの対処に関する状況について、適時に、かつ、適切な方法で国民に明らかにされるようにしなければならない。
武力攻撃事態等 及び存立危機事態への対処においては、日米安保条約に基づいてアメリカ合衆国と緊密に協力するほか、関係する外国との協力を緊密にしつつ、国際連合を始めとする国際社会の理解 及び協調的行動が得られるようにしなければならない。