民事訴訟法

# 平成八年法律第百九号 #
略称 : 民訴法 

第百十条 # 公示送達の要件

@ 施行日 : 令和六年三月一日 ( 2024年 3月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第四十八号による改正

1項

次に掲げる場合には、裁判所書記官は、申立てにより、公示送達をすることができる。

一 号

当事者の住所、居所 その他送達をすべき場所が知れない場合

二 号

第百七条第一項の規定により送達をすることができない場合

三 号

外国においてすべき送達について、第百八条の規定によることができず、又はこれによっても送達をすることができないと認めるべき場合

四 号

第百八条の規定により外国の管轄官庁に嘱託を発した後六月を経過してもその送達を証する書面の送付がない場合

2項

前項の場合において、裁判所は、訴訟の遅滞を避けるため必要があると認めるときは、申立てがないときであっても、裁判所書記官に公示送達をすべきことを命ずることができる。

3項

同一の当事者に対する二回目以降の公示送達は、職権でする。


ただし第一項第四号に掲げる場合は、この限りでない。