アレルギー疾患対策基本法

# 平成二十六年法律第九十八号 #

第十一条 # アレルギー疾患対策基本指針の策定等


1項

厚生労働大臣は、アレルギー疾患対策の総合的な推進を図るため、アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針(以下「アレルギー疾患対策基本指針」という。)を策定しなければならない。

2項

アレルギー疾患対策基本指針は、次に掲げる事項について定めるものとする。

一 号

アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な事項

二 号

アレルギー疾患に関する啓発 及び知識の普及 並びにアレルギー疾患の予防のための施策に関する事項

三 号

アレルギー疾患医療を提供する体制の確保に関する事項

四 号

アレルギー疾患に関する調査 及び研究に関する事項

五 号

その他アレルギー疾患対策の推進に関する重要事項

3項

厚生労働大臣は、アレルギー疾患対策基本指針を策定しようとするときは、あらかじめ、関係行政機関の長に協議するとともに、アレルギー疾患対策推進協議会の意見を聴くものとする。

4項

厚生労働大臣は、アレルギー疾患対策基本指針を策定したときは、遅滞なく、これをインターネットの利用 その他適切な方法により公表しなければならない。

5項

厚生労働大臣は、適時に、アレルギー疾患対策基本指針に基づくアレルギー疾患対策の効果に関する評価を行い、その結果をインターネットの利用 その他適切な方法により公表しなければならない。

6項

厚生労働大臣は、アレルギー疾患医療に関する状況、アレルギー疾患を有する者を取り巻く生活環境 その他のアレルギー疾患に関する状況の変化を勘案し、及び前項の評価を踏まえ、少なくとも五年ごとに、アレルギー疾患対策基本指針に検討を加え、必要があると認めるときには、これを変更しなければならない。

7項

第三項 及び第四項の規定は、アレルギー疾患対策基本指針の変更について準用する。