公営住宅法

# 昭和二十六年法律第百九十三号 #

第九条 # 借上げに係る公営住宅等の建設又は改良に係る補助

@ 施行日 : 令和四年四月一日 ( 2022年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第七号による改正

1項

事業主体は、公営住宅の借上げをする場合において、公営住宅として低額所得者に転貸するために必要となる住宅 又はその附帯施設の建設 又は改良を行う者に対し、その費用の一部を補助することができる。

2項

事業主体は、共同施設の借上げをする場合において、共同施設として公営住宅の入居者の共同の福祉のために必要となる施設の建設 又は改良を行う者に対し、その費用の一部を補助することができる。

3項

国は、事業主体が都道府県計画に基づいて公営住宅の借上げをする場合において第一項の規定により補助金を交付するときは、予算の範囲内において、当該住宅 又はその附帯施設の建設 又は改良に要する費用のうち住宅の共用部分として国土交通省令で定めるものに係る費用(以下この条 及び次条において「住宅共用部分工事費」という。)に対して当該事業主体が補助する額(その額が住宅共用部分工事費の三分の二に相当する額を超える場合においては、当該三分の二に相当する額)に二分の一を乗じて得た額を補助するものとする。

4項

国は、事業主体が都道府県計画に基づいて共同施設の借上げをする場合において第二項の規定により補助金を交付するときは、予算の範囲内において、当該施設の建設 又は改良に要する費用のうち国土交通省令で定める施設に係る費用(以下この条において「施設工事費」という。)に対して当該事業主体が補助する額(その額が施設工事費の三分の二に相当する額を超える場合においては、当該三分の二に相当する額)に二分の一を乗じて得た額を補助することができる。

5項

前二項の規定による国の補助金額の算定については、住宅共用部分工事費 又は施設工事費が、それぞれ、標準住宅共用部分工事費 又は標準施設工事費を超えるときは、標準住宅共用部分工事費を住宅共用部分工事費と、標準施設工事費を施設工事費とみなす。

6項

前項に規定する標準住宅共用部分工事費 又は標準施設工事費は、それぞれ、住宅 若しくはその附帯施設の建設 若しくは改良に要する費用 又は施設の建設 若しくは改良に要する費用として通常必要な費用を基準として、国土交通大臣が定める。