公職選挙法

# 昭和二十五年法律第百号 #

第百六十四条の二 # 個人演説会等の会場の掲示の特例

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第五十二号による改正

1項

衆議院(小選挙区選出)議員、参議院(選挙区選出)議員 若しくは都道府県知事の候補者、候補者届出政党 又は衆議院名簿届出政党等は、その個人演説会、政党演説会 又は政党等演説会の開催中、次項に規定する立札 又は看板の類を、会場前の公衆の見やすい場所に掲示しなければならない。

2項

前項の規定により個人演説会、政党演説会 又は政党等演説会の会場前に掲示しなければならない立札 及び看板の類は、縦二百七十三センチメートル、横七十三センチメートルを超えてはならないものとし、これらには、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会(衆議院比例代表選出議員の選挙については中央選挙管理会、参議院合同選挙区選挙については当該選挙に関する事務を管理する参議院合同選挙区選挙管理委員会)の定めるところの表示をしなければならない。


この場合において、政党演説会の会場前に掲示しなければならない立札 及び看板の類について当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会の定めるところの表示は、当該選挙の選挙区ごとに区分しなければならない。

3項

前項に規定する立札 及び看板の類の数は、候補者にあつては当該選挙ごとに通じて参議院合同選挙区選挙の候補者にあつては、)を、候補者届出政党にあつてはその届け出た候補者に係る選挙区を包括する都道府県ごとに通じてに当該都道府県における当該候補者届出政党の届出候補者の数を乗じて得た数を、衆議院名簿届出政党等にあつてはその届け出た衆議院名簿に係る選挙区ごとに通じてを、超えることができない


この場合において、政党演説会の会場前に掲示する同項に規定する立札 及び看板の類の選挙区ごとの数は、その届け出た候補者に係る選挙区ごとに通じて二以内とする。

4項

第二項に規定する立札 及び看板の類を除くほか、第一項の個人演説会、政党演説会 又は政党等演説会につき選挙運動のために使用する文書図画は、第百四十三条第一項第四号の規定にかかわらず、個人演説会、政党演説会 又は政党等演説会の会場外においては掲示することができない

5項

第二項に規定する立札 及び看板の類は、個人演説会、政党演説会 又は政党等演説会の会場外のいずれの場所(候補者届出政党の使用するものにあつてはその届け出た候補者に係る当該選挙区の区域内に、衆議院名簿届出政党等の使用するものにあつてはその届け出た衆議院名簿に係る選挙区の区域内に限る)においても選挙運動のために使用することができる。


ただし、当該立札 及び看板の類の掲示箇所については、第百四十五条第一項 及び第二項の規定を準用する。

6項

衆議院(小選挙区選出)議員 又は参議院(選挙区選出)議員の選挙においては、公職の候補者は、政令で定めるところにより、政令で定める額の範囲内で、第二項に規定する立札 及び看板の類を無料で作成することができる。


この場合においては、第百四十一条第七項ただし書の規定を準用する。