公認会計士法

# 昭和二十三年法律第百三号 #

第三十四条の十三 # 業務管理体制の整備

@ 施行日 : 令和五年十一月二十九日 ( 2023年 11月29日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第八十号による改正

1項

監査法人は、業務を公正かつ的確に遂行するため、内閣府令で定めるところにより、業務管理体制を整備しなければならない。

2項

前項に規定する業務管理体制は、次に掲げる事項(第四十四条第一項第十三号 及び第四十六条の九の二第一項において「業務の運営の状況」という。)を含むものでなければならない。

一 号
業務の執行の適正を確保するための措置
二 号
業務の品質の管理の方針の策定 及びその実施
三 号

公認会計士である社員以外の者が公認会計士である社員の第二条第一項の業務の執行に不当な影響を及ぼすことを排除するための措置

3項

前項第二号業務の品質の管理とは、業務に係る契約の締結 及び更新、業務を担当する社員 その他の者の選任、業務の実施 及びその審査 その他の内閣府令で定める業務の遂行に関する事項について、それぞれの性質に応じて業務の妥当性、適正性 又は信頼性を損なう事態の発生を防止するために必要な措置を講ずることをいう。

4項

監査法人がその活動に係る重要な事項として内閣府令で定めるものに関する意思決定をその社員の一部をもつて構成される合議体で行う場合には、当該合議体を構成する社員のうちに公認会計士である社員の占める割合は、百分の五十を下らない内閣府令で定める割合以上でなければならない。

5項
監査法人 又はその特定社員は、監査法人に対する国民の信頼を失墜させる行為をしてはならない。