北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律

# 昭和五十七年法律第八十五号 #
略称 : 北方領土法  北特法 

第七条の二

@ 施行日 : 平成三十一年四月一日
@ 最終更新 : 平成三十年法律第七十六号による改正

1項

特定事業に係る経費に対するの負担割合は、北方領土隣接地域の 又はごとに北海道の区域以外の区域における当該特定事業に相当する事業に係る経費に対する通常のの負担割合に次の式により算定した数(小数点以下二位未満は、切り上げるものとする。以下「引上率」という。)を乗じて算定するものとする。

1+0.25×(当該年度におけるすべての特定事業に係る当該市 又は町の負担額のうち、当該市 又は町の標準負担額を超え、その2倍に至るまでの額/当該市 又は町の標準負担額)×調整率

2項

前項の式において「当該市 又は町の標準負担額」とは、当該 又はの当該年度の地方交付税法昭和二十五年法律第二百十一号)第十条の規定により算定した普通交付税の額、同法第十四条の規定により算定した基準財政収入額からその算定の基礎となつた地方揮発油譲与税、特別とん譲与税、自動車重量譲与税、航空機燃料譲与税 及び交通安全対策特別交付金の収入見込額を控除した額の七十五分の百に相当する額 並びに当該地方揮発油譲与税、特別とん譲与税、自動車重量譲与税、航空機燃料譲与税 及び交通安全対策特別交付金の収入見込額の合算額の百分の二に相当する額をいう。

3項

第一項の式において「調整率」とは、次の式により算定した数値をいい、その数値が負数となるときは、零とする。

0.25+0.75×((0.72-当該市 又は町の財政力指数)/(0.72-すべての北方領土隣接地域の市 及び町のうち財政力指数が最低の北方領土隣接地域の市 又は町の財政力指数))

4項

前項の式において「財政力指数」とは、地方交付税法第十四条の規定により算定した基準財政収入額を同法第十一条の規定により算定した基準財政需要額で除して得た数値で当該年度前三年度内の各年度に係るものを合算したものの三分の一の数値をいう。

5項

第一項の規定を適用した場合において、北方領土隣接地域の 又はの負担割合が百分の二十未満となるときは、同項の規定にかかわらず、当該特定事業に係る経費に対する北方領土隣接地域の 又はの負担割合が百分の二十となるようにの負担割合を定める。

6項

総務大臣は、第一項に規定する引上率を算定し、特定事業に係る事務を所掌する各省各庁の長(財政法昭和二十二年法律第三十四号第二十条第二項に規定する各省各庁の長をいう。)及び国土交通大臣、北海道知事 並びに北方領土隣接地域の市 及び町の長に通知するものとする。