医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

# 昭和三十五年法律第百四十五号 #
略称 : 薬事法  医薬品医療機器等法 

第四条 # 開設の許可

@ 施行日 : 令和五年一月一日 ( 2023年 1月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第四十七号による改正

1項

薬局は、その所在地の都道府県知事(その所在地が保健所を設置する市 又は特別区の区域にある場合においては、市長 又は区長。次項第七条第四項 並びに第十条第一項第三十八条第一項 並びに第四十条第一項 及び第二項において準用する場合を含む。)及び第二項第三十八条第一項において準用する場合を含む。)において同じ。)の許可を受けなければ、開設してはならない。

2項

前項の許可を受けようとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書をその薬局の所在地の都道府県知事に提出しなければならない。

一 号

氏名 又は名称 及び住所 並びに法人にあつては、その代表者の氏名

二 号

その薬局の名称 及び所在地

三 号

その薬局の構造設備の概要

四 号

その薬局において調剤 及び調剤された薬剤の販売 又は授与の業務を行う体制の概要 並びにその薬局において医薬品の販売業を併せ行う場合にあつては医薬品の販売 又は授与の業務を行う体制の概要

五 号

法人にあつては、薬事に関する業務に責任を有する役員の氏名

六 号

次条第三号イから トまでに該当しない旨 その他厚生労働省令で定める事項

3項

前項の申請書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。

一 号

その薬局の平面図

二 号

第七条第一項ただし書 又は第二項の規定により薬局の管理者を指定してその薬局を実地に管理させる場合にあつては、その薬局の管理者の氏名 及び住所を記載した書類

三 号

第一項の許可を受けようとする者 及び前号の薬局の管理者以外にその薬局において薬事に関する実務に従事する薬剤師 又は登録販売者を置く場合にあつては、その薬剤師 又は登録販売者の氏名 及び住所を記載した書類

四 号

その薬局において医薬品の販売業を併せ行う場合にあつては、次の 及びに掲げる書類

その薬局において販売し、又は授与する医薬品の薬局医薬品、要指導医薬品 及び一般用医薬品に係る厚生労働省令で定める区分を記載した書類

その薬局においてその薬局以外の場所にいる者に対して一般用医薬品を販売し、又は授与する場合にあつては、その者との間の通信手段 その他の厚生労働省令で定める事項を記載した書類

五 号

その他 厚生労働省令で定める書類

4項

第一項の許可は、六年ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によつて、その効力を失う。

5項

この条において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

一 号

登録販売者

第三十六条の八第二項の登録を受けた者をいう。

二 号

薬局医薬品

要指導医薬品 及び一般用医薬品以外の医薬品(専ら動物のために使用されることが目的とされているものを除く)をいう。

三 号

要指導医薬品

次のイから ニまでに掲げる医薬品(専ら動物のために使用されることが目的とされているものを除く)のうち、その効能 及び効果において人体に対する作用が著しくないものであつて、薬剤師 その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているものであり、かつ、その適正な使用のために薬剤師の対面による情報の提供 及び薬学的知見に基づく指導が行われることが必要なものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

その製造販売の承認の申請に際して第十四条第十一項に該当するとされた医薬品であつて、当該申請に係る承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないもの

その製造販売の承認の申請に際してに掲げる医薬品と有効成分、分量、用法、用量、効能、効果等が同一性を有すると認められた医薬品であつて、当該申請に係る承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないもの

第四十四条第一項に規定する毒薬

第四十四条第二項に規定する劇薬

四 号

一般用医薬品

医薬品のうち、その効能 及び効果において人体に対する作用が著しくないものであつて、薬剤師 その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く)をいう。