国は、原子力発電を適切に活用することができるよう、原子力施設の安全性を確保することを前提としつつ、次に掲げる施策 その他の必要な施策を講ずるものとする。
一
号
三
号
五
号
原子力発電に係る高度な技術の維持 及び開発を促進し、これらを行う人材の育成 及び確保を図り、並びに当該技術の維持 及び開発のために必要な産業基盤を維持し、及び強化するための施策
二
号
原子力に関する研究 及び開発に取り組む事業者、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 その他の関係者の相互の連携 並びに当該研究 及び開発に関する国際的な連携を強化するための施策 その他の当該研究 及び開発の推進 並びにこれらの成果の円滑な実用化を図るための施策
電気事業に係る制度の抜本的な改革が実施された状況においても、原子力事業者が原子力施設の安全性を確保するために必要な投資を行うこと その他の安定的にその事業を行うことができる事業環境を整備するための施策
四
号
原子力発電における使用済燃料の再処理等の実施及び廃炉の推進に関する法律(平成十七年法律第四十八号)第二条第四項に規定する再処理等、同条第一項に規定する使用済燃料に係るその貯蔵能力の増加 その他の対策 及び原子炉等規制法第四十三条の三の三十三第一項に規定する廃止措置の円滑かつ着実な実施を図るための関係地方公共団体との調整 その他の必要な施策
最終処分(特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(平成十二年法律第百十七号)第二条第二項に規定する最終処分をいう。以下この号において同じ。)に関する国民の理解を促進するための施策、最終処分の計画的な実施に向けた地方公共団体 その他の関係者に対する主体的な働き掛け、同法第六条第二項に規定する文献調査対象地区 又は同法第三条第二項第二号に規定する概要調査地区等をその区域に含む地方公共団体、最終処分に理解と関心を有する地方公共団体 その他の関係者に対する関係府省の連携による支援、最終処分に関する研究開発の推進を図るための国際的な連携 並びに原子力発電環境整備機構 及び原子力事業者との連携の強化 その他の最終処分の円滑かつ着実な実施を図るために必要な施策