国税徴収法

# 昭和三十四年法律第百四十七号 #

第百二十四条 # 担保権の消滅又は引受け

@ 施行日 : 令和六年六月十四日 ( 2024年 6月14日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第五十二号による改正

1項

換価財産上の質権、抵当権、先取特権、留置権、担保のための仮登記に係る権利 及び担保のための仮登記に基づく本登記(本登録を含む。)でその財産の差押え後にされたものに係る権利は、その買受人が買受代金を納付した時に消滅する。


第二十四条譲渡担保権者の物的納税責任)の規定により譲渡担保財産に対し滞納処分を執行した場合において、滞納者がした再売買の予約の仮登記があるときは、その仮登記により保全される請求権についても、同様とする。

2項

税務署長は、不動産、船舶、航空機、自動車 又は建設機械を換価する場合において、次の各号いずれにも該当するときは、その財産上の質権、抵当権 又は先取特権(登記がされているものに限る。以下この条において同じ。)に関する負担を買受人に引き受けさせることができる。


この場合において、その引受けがあつた質権、抵当権 又は先取特権については、前項の規定は、適用しない

一 号

差押えに係る国税(特定参加差押不動産を換価する場合にあつては、換価同意行政機関等の滞納処分による差押えに係る地方税 又は公課を含む。)がその質権、抵当権 又は先取特権により担保される債権に次いで徴収するものであるとき。

二 号

その質権、抵当権 又は先取特権により担保される債権の弁済期限がその財産の売却決定期日から六月以内に到来しないとき。

三 号
その質権、抵当権 又は先取特権を有する者から申出があつたとき。