家事事件手続法

# 平成二十三年法律第五十二号 #

第七十八条 # 審判の取消し又は変更

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第百二号による改正

1項

家庭裁判所は、審判をした後、その審判を不当と認めるときは、次に掲げる審判を除き、職権で、これを取り消し、又は変更することができる。

一 号

申立てによってのみ審判をすべき場合において申立てを却下した審判

二 号

即時抗告をすることができる審判

2項

審判が確定した日から五年を経過したときは、家庭裁判所は、前項の規定による取消し 又は変更をすることができない。


ただし、事情の変更によりその審判を不当と認めるに至ったときは、この限りでない。

3項

家庭裁判所は、第一項の規定により審判の取消し 又は変更をする場合には、その審判における当事者 及びその他の審判を受ける者の陳述を聴かなければならない。

4項

第一項の規定による取消し 又は変更の審判に対しては、取消し後 又は変更後の審判が原審判であるとした場合に即時抗告をすることができる者に限り、即時抗告をすることができる。