家事事件手続法

# 平成二十三年法律第五十二号 #

第二百八十条 # 異議の申立てに対する審判等

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第百二号による改正

1項

家庭裁判所は、当事者がした前条第一項の規定による異議の申立てが不適法であるとき、又は異議の申立てに理由がないと認めるときは、これを却下しなければならない。


利害関係人がした同項の規定による異議の申立てが不適法であるときも、同様とする。

2項

異議の申立人は、前項の規定により異議の申立てを却下する審判に対し、即時抗告をすることができる。

3項

家庭裁判所は、当事者から適法な異議の申立てがあった場合において、異議の申立てを理由があると認めるときは、合意に相当する審判を取り消さなければならない。

4項

利害関係人から適法な異議の申立てがあったときは、合意に相当する審判は、その効力を失う。


この場合においては、家庭裁判所は、当事者に対し、その旨を通知しなければならない。

5項

当事者が前項の規定による通知を受けた日から二週間以内に家事調停の申立てがあった事件について訴えを提起したときは、家事調停の申立ての時に、その訴えの提起があったものとみなす。