小切手法

# 昭和八年法律第五十七号 #

第四十七条

@ 施行日 : 令和二年四月一日 ( 2020年 4月1日 )
@ 最終更新 : 平成二十九年法律第四十五号による改正

1項

法定ノ期間内ニ於ケル小切手ノ呈示 又ハ 拒絶証書若ハ 之ト同一ノ効力ヲ有スル 宣言ノ作成ガ避クベカラザル 障碍(国ノ法令ニ依ル禁制其ノ他ノ不可抗力)ニ因リテ 妨ゲラレタルトキハ其ノ期間ヲ伸長ス

2項

所持人ハ 自己ノ裏書人ニ対シ遅滞ナク其ノ不可抗力ヲ通知シ且 小切手 又ハ補箋ニ 其ノ通知ヲ記載シ日附ヲ附シテ之ニ署名スルコトヲ要ス其ノ他ニ付テハ第四十一条ノ規定ヲ準用ス

3項

不可抗力ガ止ミタルトキハ所持人ハ遅滞ナク支払ノ為 小切手ヲ呈示シ且 必要アルトキハ拒絶証書 又ハ之ト同一ノ効力ヲ有スル 宣言ヲ作ラシムルコトヲ要ス

4項

不可抗力ガ所持人ニ於テ其ノ裏書人ニ不可抗力ノ通知ヲ為シタル日ヨリ十五日ヲ超エテ継続スルトキハ呈示期間経過前ニ 其ノ通知ヲ為シタル場合ト雖モ呈示又ハ拒絶証書 若ハ 之ト同一ノ効力ヲ有スル宣言ヲ要セズシテ遡求権ヲ行フコトヲ得

5項

所持人 又ハ所持人ガ小切手ノ呈示 又ハ拒絶証書 若ハ之ト同一ノ効力ヲ有スル宣言ノ作成ヲ 委任シタル者ニ付テノ 単純ナル人的事由ハ不可抗力ヲ構成スルモノト認メズ