少年院の長は、矯正教育の効果的な実施を図るため、その少年院の所在地を管轄する矯正管区の長の承認を得て、事業所の事業主、学校の長、学識経験のある者 その他適当と認める者に委嘱して、矯正教育の援助を行わせることができる。
少年院法
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平成二十六年法律第五十八号
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第四十条 # 矯正教育の援助
@ 施行日 : 令和五年十二月一日
( 2023年 12月1日 )
@ 最終更新 :
令和四年法律第六十七号による改正
少年院の長は、在院者(刑法(明治四十年法律第四十五号)第二十八条、少年法第五十八条 又は国際受刑者移送法第二十二条の規定により仮釈放を許すことができる期間を経過していない受刑在院者を除く。以下この条において同じ。)の円滑な社会復帰を図るため必要があると認める場合であって、その者の改善更生の状況 その他の事情を考慮し、相当と認めるときは、少年院の職員の同行なしに、その在院者を少年院の外の場所に通わせて、前項の規定による援助として在院者に対する指導を行う者(次項 及び第五項第四号において「嘱託指導者」という。)による指導を受けさせることができる。
在院者に前項の指導(以下「院外委嘱指導」という。)を受けさせる場合には、少年院の長は、法務省令で定めるところにより、当該嘱託指導者との間において、在院者が受ける院外委嘱指導の内容 及び時間、在院者の安全 及び衛生を確保するため必要な措置 その他院外委嘱指導の実施に関し必要な事項について、取決めを行わなければならない。
少年院の長は、在院者に院外委嘱指導を受けさせる場合には、あらかじめ、その在院者が院外委嘱指導に関し遵守すべき事項(以下この条において「特別遵守事項」という。)を定め、これをその在院者に告知するものとする。
特別遵守事項は、次に掲げる事項を具体的に定めるものとする。
一
号
四
号
指定された経路 及び方法により移動しなければならないこと。
二
号
指定された時刻までに少年院に帰着しなければならないこと。
三
号
正当な理由なく、院外委嘱指導を受ける場所以外の場所に立ち入ってはならないこと。
嘱託指導者による指導上の指示に従わなければならないこと。
五
号
正当な理由なく、犯罪性のある者 その他接触することにより矯正教育の適切な実施に支障を生ずるおそれがある者と接触してはならないこと。
少年院の長は、院外委嘱指導を受ける在院者が第八十四条第一項に規定する遵守事項 又は特別遵守事項を遵守しなかった場合 その他院外委嘱指導を不適当とする事由があると認める場合には、これを中止することができる。