裁判所は、第四十二条第一項第一号 若しくは第二号、第五十一条第一項第二号 又は第六十一条第一項第一号の決定を受けた者について、当該対象行為以外の行為について有罪の裁判(懲役 又は禁錮の刑を言い渡し、その刑の全部の執行猶予の言渡しをしない裁判であって、執行すべき刑期があるものに限る。)が確定し、その裁判において言い渡された刑の執行が開始された場合であって相当と認めるとき その他のこの法律による医療を行う必要がないと認めるに至ったときは、指定入院医療機関の管理者 又は保護観察所の長の申立てにより、この法律による医療を終了する旨の決定をすることができる。
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律
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平成十五年法律第百十号
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略称 : 心神喪失者等医療観察法
第七十六条 # 競合する処分の調整
@ 施行日 : 令和五年十一月十五日
( 2023年 11月15日 )
@ 最終更新 :
令和五年法律第二十八号による改正
裁判所は、対象者について、二以上の第四十二条第一項第一号 若しくは第二号、第五十一条第一項第二号 又は第六十一条第一項第一号の決定があった場合において、相当と認めるときは、指定入院医療機関の管理者 又は保護観察所の長の申立てにより、決定をもって、これらの決定のうちのいずれかを取り消すことができる。