心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律

# 平成十五年法律第百十号 #
略称 : 心神喪失者等医療観察法 

第五節 保護者

分類 法律
カテゴリ   厚生
@ 施行日 : 令和五年十一月十五日 ( 2023年 11月15日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第二十八号による改正
最終編集日 : 2024年 04月27日 22時51分


1項

対象者の後見人 若しくは保佐人、配偶者、親権を行う者 又は扶養義務者は、次項に定めるところにより、保護者となる。


ただし次の各号いずれかに該当する者を除く

一 号

行方の知れない者

二 号

当該対象者に対して訴訟をしている者、又はした者 並びにその配偶者 及び直系血族

三 号

家庭裁判所で免ぜられた法定代理人、保佐人 又は補助人

四 号

破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者

五 号

未成年者

2項

保護者となるべき者の順位は、次のとおりとし、先順位の者が保護者の権限を行うことができないときは、次順位の者が保護者となる。


ただし第一号に掲げる者がいない場合において、対象者の保護のため特に必要があると認めるときは、家庭裁判所は、利害関係人の申立てによりその順位を変更することができる。

一 号

後見人 又は保佐人

二 号

配偶者

三 号

親権を行う者

四 号

前二号に掲げる者以外の扶養義務者のうちから家庭裁判所が選任した者

1項

前条の規定により定まる保護者がないときは、対象者の居住地を管轄する市町村長(特別区の長を含む。以下同じ。)が保護者となる。


ただし、対象者の居住地がないとき、又は対象者の居住地が明らかでないときは、その対象者の現在地を管轄する市町村長が保護者となる。