政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律

# 平成六年法律第百六号 #
略称 : 政党法人化法  政党法人格付与法 

第一章 総則

分類 法律
カテゴリ   国会
@ 施行日 : 令和四年九月一日 ( 2022年 9月1日 )
@ 最終更新 : 令和元年法律第七十一号による改正
最終編集日 : 2024年 04月27日 22時39分


1項

この法律は、議会制民主政治における政党の機能 及び社会的責務の重要性にかんがみ、政党が財産を所有し、これを維持運用し、その他その目的達成のための業務を運営することに資するため、政党交付金の交付を受ける政党等に法律上の能力を与え、政党の政治活動の健全な発達の促進を図り、もって民主政治の健全な発達に寄与することを目的とする。

1項
この法律のいかなる規定も、政党の政治活動の自由を制限するものと解釈してはならない。
1項

この法律において「政党」とは、政治団体(政治資金規正法昭和二十三年法律第百九十四号第三条第一項に規定する政治団体をいう。以下同じ。)のうち、次の各号いずれかに該当するものをいう。

一 号

当該政治団体に所属する衆議院議員 又は参議院議員を五人以上有するもの

二 号

前号の規定に該当する政治団体に所属していない衆議院議員 又は参議院議員を有するもので、直近において行われた衆議院議員の総選挙(以下単に「総選挙」という。)における小選挙区選出議員の選挙 若しくは比例代表選出議員の選挙 又は直近において行われた参議院議員の通常選挙(以下単に「通常選挙」という。)若しくは当該通常選挙の直近において行われた通常選挙における比例代表選出議員の選挙 若しくは選挙区選出議員の選挙における当該政治団体の得票総数が当該選挙における有効投票の総数の百分の二以上であるもの

2項

前項各号の規定は、他の政党(政治資金規正法第六条第一項同条第五項において準用する場合を含む。)の規定により政党である旨の届出をしたものに限る)に所属している衆議院議員 又は参議院議員が所属している政治団体については、適用しない

1項
中央選挙管理会の確認を受けた政党は、その主たる事務所の所在地において登記することにより、法人となる。
2項

この法律の規定により登記しなければならない事項は、登記の後でなければ、これをもって第三者に対抗することができない。