教科用図書検定規則

# 平成元年文部省令第二十号 #

第七条 # 申請図書の審査

@ 施行日 : 令和三年二月十五日 ( 2021年 2月15日 )
@ 最終更新 : 令和三年文部科学省令第五号による改正

1項

文部科学大臣は、申請図書について、検定の決定 又は検定審査不合格の決定を行い、その旨を申請者に通知するものとする。


ただし、必要な修正を行った後に再度審査を行うことが適当である場合には、決定を留保して検定意見を申請者に通知するものとする。

2項

文部科学大臣は、申請図書が図書の検定、採択 又は発行に関して文部科学大臣が別に定める不公正な行為をした申請者によるものであって当該行為がなされた図書の属する種目と同一の種目に属する場合には、前項の規定にかかわらず、当該種目の申請を行うことができる年度(以下 この項 及び次項第二号において「申請年度」という。)のうち当該行為が認められたときから直近の一の年度(第四条第二項の規定に基づき当該種目が連続する二以上の年度にわたって申請を行うことができる種目として告示されている場合には当該二以上の年度とし、当該行為が認められた後に当該申請者による申請図書の検定審査が行われる当該行為が認められた年度を含む。)に行われる検定審査(検定審査不合格の決定が行われた後に当該図書について不公正な行為が認められた場合であって、当該種目の申請年度以外の年度に第十二条第一項の規定による再申請を行うことが可能であるときは、当該再申請に基づいて行われる検定審査)に限り当該申請図書について検定審査不合格の決定を行い、その旨を申請者に通知するものとする。

3項

前項に定めるもののほか、文部科学大臣は、申請図書が特定行為(申請図書等の不適切な情報管理 その他の検定審査に重大な影響を及ぼすものとして文部科学大臣が別に定める行為をいう。以下 この項において同じ。)を行った申請者によるものであるときは、第一項の規定にかかわらず次の各号に掲げる場合に応じ、それぞれ当該各号に定める検定審査に限り、当該申請図書について検定審査不合格の決定を行い、その旨を申請者に通知するものとする。

一 号

当該申請図書に係る特定行為が、検定の申請から検定の決定 又は検定審査不合格の決定が行われるまでの期間に認められた場合

当該期間に行われる検定審査

二 号

検定の決定 又は検定審査不合格の決定が行われた図書に係る当該申請者の特定行為が認められた場合(次号に掲げる場合を除く

当該特定行為がなされた図書の属する種目と同一の種目の図書について、当該種目の申請年度のうち当該行為が行われたときから 直近の一の年度(第四条第二項の規定に基づき当該種目が連続する二以上の年度にわたって申請を行うことができる種目として告示されている場合には、当該二以上の年度(当該特定行為に基づいて、この項の検定審査不合格の決定が行われた後の年度を除く)に行われる検定審査

三 号

検定審査不合格の決定が行われた後に当該図書に係る特定行為が認められた場合であって、当該図書について第十二条第一項の規定による再申請が可能であるとき

当該特定行為が認められたときから直近の再申請に基づいて行われる検定審査