教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律

# 令和三年法律第五十七号 #

第十八条 # 教育職員等による児童生徒性暴力等に対する措置

@ 施行日 : 令和五年七月十三日 ( 2023年 7月13日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十七号による改正

1項

教育職員等、地方公共団体の職員 その他の児童生徒等からの相談に応じる者 及び児童生徒等の保護者は、児童生徒等から教育職員等による児童生徒性暴力等に係る相談を受けた場合等において、教育職員等による児童生徒性暴力等の事実があると思われるときは、教育職員等による児童生徒性暴力等を受けたと思われる児童生徒等が在籍する学校 又は当該学校の設置者への通報 その他の適切な措置をとるものとする。

2項

教育職員等、地方公共団体の職員 その他の児童生徒等からの相談に応じる者は、前項に規定する場合において犯罪の疑いがあると思われるときは、速やかに、所轄警察署に通報するものとする。

3項

教育職員等、地方公共団体の職員 その他の児童生徒等からの相談に応じる者公務員限る)は、第一項に規定する場合において犯罪があると思われるときは、刑事訴訟法昭和二十三年法律第百三十一号)の定めるところにより告発をしなければならない。

4項

学校は、第一項の規定による通報を受けたとき その他当該学校に在籍する児童生徒等が教育職員等による児童生徒性暴力等を受けたと思われるときは、直ちに、当該学校の設置者にその旨を通報するとともに、当該教育職員等による児童生徒性暴力等の事実の有無の確認を行うための措置を講じ、その結果を当該学校の設置者に報告するものとする。

5項

学校は、前項の措置を講ずるに当たり、児童生徒等の人権 及び特性に配慮するとともに、その名誉 及び尊厳を害しないよう注意しなければならない。

6項

学校は、第四項の規定による報告をするまでの間、教育職員等による児童生徒性暴力等を受けたと思われる児童生徒等と当該教育職員等との接触を避ける等当該児童生徒等の保護に必要な措置を講ずるものとする。

7項

学校は、第四項の場合において犯罪があると認めるときは、直ちに、所轄警察署に通報し、当該警察署と連携してこれに対処しなければならない。