文化財保護法

# 昭和二十五年法律第二百十四号 #

第五十三条 # 所有者等以外の者による公開

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

重要文化財の所有者 及び管理団体以外の者がその主催する展覧会 その他の催しにおいて重要文化財を公衆の観覧に供しようとするときは、文化庁長官の許可を受けなければならない。


ただし、文化庁長官以外の国の機関 若しくは地方公共団体があらかじめ文化庁長官の承認を受けた博物館 その他の施設(以下 この項において「公開承認施設」という。)において展覧会 その他の催しを主催する場合 又は公開承認施設の設置者が当該公開承認施設においてこれらを主催する場合は、この限りでない。

2項

前項ただし書の場合においては、同項に規定する催しを主催した者(文化庁長官を除く)は、重要文化財を公衆の観覧に供した期間の最終日の翌日から起算して二十日以内に、 文部科学省令で定める事項を記載した書面をもつて、文化庁長官に届け出るものとする。

3項

文化庁長官は、第一項の許可を与える場合において、その許可の条件として、 許可に係る公開 及び当該公開に係る重要文化財の管理に関し必要な指示をすることができる。

4項

第一項の許可を受けた者が前項の許可の条件に従わなかつたときは、文化庁長官は、許可に係る公開の停止を命じ、又は許可を取り消すことができる。