植物防疫法

# 昭和二十五年法律第百五十一号 #
略称 : 植防法 

第十三条 # 種苗の検査

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

農林水産大臣の指定する繁殖の用に供する植物(以下「指定種苗」という。)を生産する者(以下「種苗生産者」という。)は、毎年 その生産する指定種苗について、その栽培地において栽培中に、植物防疫官の検査を受けなければならない。

2項

植物防疫官は、前項の検査のみによつては有害動物 又は有害植物を駆除し、又は そのまん延を防止する目的を達することができないと認めるときは、指定種苗の栽培前若しくは採取後における検査をあわせて行うことができる。

3項

植物防疫官は、第一項 又は前項の規定による検査の結果、指定種苗に農林水産大臣の指定する有害動物 及び有害植物がないと認めたときは、当該種苗生産者に対して、合格証明書を交付しなければならない。

4項

指定種苗は、前項の合格証明書又は植物防疫官の発行するその謄本 若しくは抄本を添付してあるものでなければ、譲渡し、譲渡を委託し、又は当該検査を受けた栽培地の属する都道府県の区域外に移出してはならない。

5項

植物防疫官は、第一項 又は第二項の規定による検査により、第三項の有害動物 又は有害植物があると認めたときは、その検査を中止し、当該種苗生産者に対し、当該有害動物 又は有害植物を駆除し、又は そのまん延を防止するため必要と認める事項を口頭 又は文書により指示しなければならない。

6項

前項の指示を受けた種苗生産者は、当該指示に従つて必要な駆除予防をした場合には、植物防疫官に対し、当該指定種苗について第一項 又は第二項に規定する検査を継続すべきことを申請することができる。

7項

第一項の指定をする場合には、第五条の二第二項の規定を準用する。