民事調停法

# 昭和二十六年法律第二百二十二号 #

第四条 # 移送等

@ 施行日 : 令和五年十一月十五日 ( 2023年 11月15日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第二十八号による改正

1項

裁判所は、調停事件の全部 又は一部がその管轄に属しないと認めるとき(次項本文に規定するときを除く)は、申立てにより 又は職権で、これを管轄権のある地方裁判所 又は簡易裁判所に移送しなければならない。


ただし、事件を処理するために特に必要があると認めるときは、職権で、土地管轄の規定にかかわらず、事件の全部 又は一部を他の管轄裁判所に移送し、又は自ら処理することができる。

2項

裁判所は、調停事件の全部 又は一部がその管轄に属しないと認める場合であって、その事件が家事事件手続法平成二十三年法律第五十二号第二百四十四条の規定により家庭裁判所が調停を行うことができる事件であるときは、職権で、これを管轄権のある家庭裁判所に移送しなければならない。


ただし、事件を処理するために特に必要があると認めるときは、土地管轄の規定にかかわらず、事件の全部 又は一部を他の家庭裁判所に移送することができる。

3項

裁判所は、調停事件がその管轄に属する場合においても、事件を処理するために適当であると認めるときは、職権で、土地管轄の規定にかかわらず、事件の全部 又は一部を他の管轄裁判所に移送することができる。